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「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」東京ステーションギャラリー
東京ステーションギャラリー (東京駅丸の内北口)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内 1-9-1


「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」東京ステーションギャラリー
「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」東京ステーションギャラリー
「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」東京ステーションギャラリー

タピオ・ヴィルカラ 世界の果て 展覧会概要 フィンランドのモダン・デザイン界で圧倒的な存在感を放つタピオ・ヴィルカラ (1915-1985) の日本初回顧展です。 1940 年代後半から 1950 年代にかけて、イッタラ社のデザインコンペ優勝やミラノ・トリエンナーレのグランプリ受賞によってヴィルカラは一気に脚光を浴びました。 デザインのフィールドはガラスのほかに磁器、銀食器、宝飾品、照明、家具、グラフィック、空間まで広くおよびます。 数多くのドローイングやプロトタイプを重ね、あらゆる素材に向き合い、感覚と視覚を鋭く働かせて生みだす洗練されたフォルムはヴィルカラの作品の見どころです。 セラミック・アーティストの妻ルート・ブリュック同様、ヴィルカラはラップランドの静寂をこよなく愛し、生命の神秘や大自然の躍動から得た着想は、「ウルティマ・ツーレ」(ラテン語で 「世界の最北」 を表わす言葉) をはじめとする名作を誕生させました。 また、神話をモチーフにしたガラスのオブジェや、自ら開発した積層合板 「リズミック・プライウッド」 を用いたオブジェ、土や風すら味方につけるランドスケープアートには、プロダクト・デザイナーとは異なる表現者の顔をのぞかせます。 本展は、エスポー近代美術館、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団およびコレクション・カッコネンから厳選したプロダクトやオブジェ 300 点に加え、写真やドローイング(複写) を展示します。 デザイナー、彫刻家、造形作家としての、繊細にしてダイナミックなヴィルカラの魅力に迫ります。


会期: 2025 4/5 〔土〕→ 6/15 〔日〕
休館日: 月曜日[ただし 5/5、6/9 は開館]
開館時間:10:00~18:00 ※金曜日は 20:00 まで ※入館は閉室30分前まで 
会場:東京ステーションギャラリー (東京駅丸の内北口 改札前)
   主催:東京ステーションギャラリー [公益財団法人東日本鉄道文化財団]


・画像をクリックすると登壇者の展覧会概要・説明の拡大ページに移ります。

・画像をクリックすると 開催のご挨拶 「 マーリア・ヴィルカラ (フィンランドの現代美術家)/ ペトラ・ヴィルカラ (タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団事務局長)/ アウラ・ヴィルクナ (EMMA―エスポー近代美術館エレクション担当学芸員) / 柚花 文 (東京ステーションギャラリー学芸員)」 の拡大画像がご覧いただけます。

「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」東京ステーションギャラリー

プレス内覧会 日本初回顧展 「タピオ・ヴィルカラ  世界の果て」
会場: 東京ステーションギャラリー2025_1_24


「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」東京ステーションギャラリー

2025 4_4 プレス内覧会の説明会、プレスリリース 「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」 図録よりの抜粋文章です。

タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」 この展覧会は、6 章で構成され、3 階ではプロダクト・デザイナーとしての タピオ・ヴィルカラ 作品群が多く約 200 点を一堂に並べており、 3 階では タピオ・ヴィルカラ のアーティストとしての造形表現が多く見られ加えて,写真やドローイング(複写) の展示が見られます。 また鳥の彫刻や実現されなかったラップランドの環境との共存の制作があったり、イタリアでの素晴らしいガラス職人との協働制作による作品展示、そして最後の部屋では 「ウルティマ・ツーレ(世界の果て)」 シリーズのガラスのインスタレーションと木彫のレリーフが展示されており タピオ・ヴィルカラ の全貌を見ることができるでしょう。

目 次 / Contents
1. Introduction / ヴィルカラへの扉
2. Cabinet of Curiosities / プロダクトのすべて
3. Mind Room / 静寂に耳を澄ます
4. Park of Sculptures / 造形の園
5. Colored Island / ヴェネチアの色
6. Ultima Thule / 世界の果てへ



・画像をクリックすると 「 2. Cabinet of Curiosities/ プロダクトのすべて」 & 「 3. Mind Room/ 静寂に耳を澄ます」 の展示風景の拡大ページに移ります。

1. Introduction / ヴィルカラへの扉

1. Introduction

ヴィルカラへの扉
ヘルシンキのオフィスにあった愛用品や、セラミック・アーティストの妻ルート・ブリュックの作品を交え、ヴィルカラのデザインの現場へと案内します。 扉の向こうにはヴィルカラが思考を形にしていたスタジオ空間を想像することができるだろう。


「ヴィルカラの仕事場」 は、ヴェネチアのムラーノ島のガラス工房や、ラップランド地方のレンメンスーの原野に建つ家、そしてヘルシンキのスタジオなど、様々な場所にありました。

・1-1 スタジオの扉 】 1950 年代後半 木 237.0x123.0x20.0 Martti Lindqvist | Private collection. / ・1-2 ルート・ブリュックライオンに化けたロバ 】 1957 年 陶 Arabia | Prrivate collection.

1-1 「スタジオの扉」 高く積み上げた薪かと思いきや、じつはヘルシンキのオフィスのために木のブロックでつくった自作の扉。 素材の不揃いな凸凹を活かした設計にヴィルカラの遊び心が垣間見えます。/1-2 ルート・ブリュック 《ライオンに化けたロバ》


「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」東京ステーションギャラリー

・画像をクリックすると 「 5. Colored Island/ ヴェネチアの色」 & 「 6. Ultima Thule/ 世界の果てへ」 の展示風景の拡大ページに移ります。

4. Park of Sculptures / 造形の園

4. Cabinet of Curiosities

造形の園
神話を帯びたガラスのオブジェや、積層合板の木目を活かした有機的な造形、そして金属や木による鳥の像には、プロダクトとは異なるヴィルカラの自由な表現や制作姿勢が見られます。 繊細にしてダイナミックなフォルムの競演を楽しんでいただきます。

左側から ・4-35 リントゥ/ 鳥 】 1975 年 ブロンズ 44.5x16.9/ ・4-37 スオクルッパ 】 1975 年 木 25.0x30/ ・4-38 スオクルッパ 】 1975 年 木 25.0x18.5/ ・4-29 ネリオ/正方形 】 1958 年 合板 28.0x50.0x80.0 / Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundarion Collecrion / EMMA-Espoo Museum of Modern Art

右・4-29 【 ネリオ/正方形 】 の板を何層にも重ね開発した 「リズミック・プライウッド」 を用いた作品では、ヴィルカラが職人とともに積層合板を立体的に削り、露わになった木目に生き物のような躍動感があります。/・4-37/4-38 【 スオクルッパ 】 はヴィルカラが生みだした想像上の鳥。 鳥は多くの北欧デザイナーが好んだモチーフですが、クチバシと脚の細さを強調し、単色で表現したヴィルカラの鳥は抽象性を帯びています。



・画像をクリックすると 「 タピオ・ヴィルカラ、1980年代 」 の拡大ページに移ります。

「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」東京ステーションギャラリー

・左 写真 《ルート・ブリュックとタピオ・ヴィルカラ》 は、セラミック・アーティストの妻ルート・ブリュックとタピオ・ヴィルカラを長女で現代アーティストのマーリア・ヴィルカラさんが撮影。

タピオ・ヴィルカラ 形と芸術の巨匠  タピオ・ヴィルカラ(1915-1985)は、北欧モダンデザインの先駆者として知られるフィンランドのデザイナーです。 彼の創作の領域は、ガラス、家具、プロダクトデザイン、彫刻、グラフィックデザイン、さらにはフィンランドの紙幣にまで及びます。 また、探究を惜しまなぬ革新者であったヴィルカラは、ガラスから木まで多様な素材を自在に操り、吹きガラスの技法にも革命をもたらしました。 その影響はフィンランド国内にとどまらず、世界的な評価と数々の名誉ある賞を受賞しました。 ヴィルカラの遺したデザインの哲学は、今日のデザインシーンにも影響を与え続けています。



お問合せ:03-3212-2485
美術館サイト:http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
主催:東京ステーションギャラリー [公益財団法人 東日本鉄道文化財団]]
企画協力:エスポー近代美術館、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団、ブルーシープ
特別協力:イッタラ
後援:フィンランド大使館 フィンランドセンター
協賛:T&D保険グループ


参考資料:「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」 プレス説明会、図録、Press Release.、チラシ他。

※画像の無断転載禁止


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